令和4年度社会福祉協議会総会・研修会レポ

5月13日(金)八幡平市西根地区市民センターで八幡平市民生児童委員協議会の総会があり、その後の研修会に、AP TECHの兼松と大西が講師として登壇しました。約1時間行われた研修会には、八幡平市の民生委員・児童委員の方や職員の方など75名以上が参加。その様子をご紹介します。

会場の八幡平市西根地区市民センター

演題:「人口減少地域での高齢者の見守りと持続可能な地域医療を目指した取り組み」
講師:兼松智恵子

主な講演内容

Hachiの機能紹介

最初は、Hachiの基本的な機能についての紹介です。八幡平市では、人口減少・高齢化が深刻な過疎地域において医療と福祉の両面から持続可能性を模索し、課題の解決に向けた取り組み「八幡平市メディテックバレーコンソーシム」が実施されています。その活動には、遠隔見守りサービスHachiが活用されています。

研修会では、SOS送信のデモ動画を流したり、壇上からHachiがインストールされたApple Watchを実際に見せたりしながら、参加者にHachiの機能などを紹介していました。

Hachiについて詳しくはこちら

説明には適時スライドを活用

当日配布されたチラシを熱心に読む人もいました

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チラシの中には親しみやすいキャラクター・ハチ子さんが登場

 

SOS送信の機能など、会場にスタッフがいますので間近でご覧ください

 

当日会場内にはAP TECHのスタッフが4名点在し、Apple Watchを使ってHachiのSOS機能などを実演しました。疑問点などにもその場で回答し、参加者と打ち解けていきます。

実演するスタッフ達

モニターインタビュー

日常的にHachiを利用しているモニターの方3名が来場。Hachiとの出会いや日頃感じている所感などをお話されました。

安心できる

最初にモニターをと声をかけられた時、「そんなのはやっていられない」と思いました。しかし、着けて生活するだけで良いと知り使い始めてみました。何かあった時に家族に連絡がいくのは自分も家族も安心できるので、メリットであると思います。

楽しみが増えた

始めは田山の診療所でスタッフの方に説明を受け、使い始めました。今はHachが手放せないです。Hachiの利用は家族も賛成していて、夜に歩数などを見るのが楽しみになりました。

不安が減る

素晴らしいものを紹介していただいたと思っています。ビデオ通話機能なども便利で、家族が見守ってくれているので安心します。不安も減ります。

身近に住んでいる方達が、方言を混じえながら率直な感想を伝え、会場が湧く場面もありました。モニターは、メリットだけではなく「充電は毎日必要です。私は忘れることもあります。忘れた時は仕方ないです。見守る方は忘れた時も暖かく見守っていただければと思います」という課題点も紹介。会場の参加者が聞き入っていました。

ゲスト講演〜Hachi開発の経緯とオンライン診療について紹介〜

ゲストとして、AP TECHの大西一朗氏が登壇しました。講演では、自身の高齢の親が倒れたことをきっかけに見守りサービスの重要性に気付きHachiを開発した経緯(詳しくはこちら)やオンライン診療への取り組みなどが語られます。オンライン診療の詳細に関しては、とうぎん情熱アシストに取材いただいた際に詳しく取り上げていただいた動画がありますので、下記よりご覧ください。

また、八幡平市メディテックバレープロジェクトにも参加している株式会社NEXT REVOLUTIONと八幡平市の取り組みであるスパルタキャンプを通じて入社した社員の紹介もありました。他にも、サプライズで会場にいたHachiユーザーの方が使用感などを伝えてくださる場面もあり、会場はなごやかな空気に包まれていました。

当日参加した人からは「スマートウォッチはみたことがあるが、Hachiのような便利なアプリがあることは知らなかった。こういうものもあると知れて良かった」「これからも頑張ってほしい」などの声が聞かれました。

記録スタッフのポイント解説

  • 今回の研修会は実際に地域で利用されているモニターの方の声が参加者の方に特に響いていたことが印象的
  • 会場の方からのあたたかな声援も多く、過疎地における医療と福祉の持続可能性への必要性を実感
  • 身近な取り組みでも意外と知らないこともあるので、研修会等を通じて周りの方に伝えていくことが大事

身近で使用している人の意見が聞けたことで、会場内の方もイメージがつきやすかったのではないでしょうか。AP TECHでは、八幡平市を中心に、研修会を企画・実施し、Hachiを活用した遠隔診療・遠隔見守りの輪を広げています。

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