2021年6月16日「八幡平市メディテックバレーコンソーシアム」の設立総会を開催いたしました。

■コンソーシアム設立、地元企業連合による産学官連携プロジェクトが始動
 2021年6月16日、岩手県八幡平市において、「八幡平市メディテックバレーコンソーシアム(以下、本コンソーシアム)」の設立総会が開催されました。八幡平市、アプリケーション開発事業者、データ分析・解析事業者、プログラミング教育事業者、大学等研究機関関係者等が参画し、産学官連携による人口減少時代の課題解決と医療福祉×ITを核とした新たな産業基盤の創出を通じた持続可能な地域づくりに取り組みます。

■本コンソーシアム設立経緯
 2021年3月30日付で八幡平市が内閣府より認定を受けた地域再生計画「遠隔診療・見守りDX基盤の構築による持続可能な地域づくり計画」に基づき、同日に地方創生推進交付金のSociety5.0タイプ「遠隔診療・見守りDX基盤の構築による持続可能な地域づくり事業」の交付内示を受けたことを踏まえ、本事業を推進するための産学官連携プラットフォームとして本コンソーシアムを設立し、具体の事業実施段階へと移行するものです。

 人口減少・高齢化という難問を抱える自治体に共通する【医療と福祉の持続可能性】に係る課題解決に向け、地元発の技術・サービスを活用した遠隔診療と遠隔見守り等の仕組みを実装するとともに、八幡平市におけるIT分野での人材育成、起業支援の実績を重ねる中で培われてきたネットワーク等を生かしながら、分野横断型の新たな産業基盤と専門人材の育成環境による「外から稼ぐ力」の源泉を確立することを目指します。

地方創生推進交付金「遠隔診療・見守りDX基盤の構築による持続可能な地域づくり事業」 プロジェクト概要

■八幡平市メディテックバレーコンソーシアム参画事業者等一覧(2021年6月16日時点)
 八幡平市、AP TECH株式会社、株式会社NEXT REVOLUTION、データパイロット合同会社、 学校法人杏林学園 杏林大学医学部 教授 長島文夫、税理士法人キーファス

■主な事業内容
 ウェアラブルデバイス(Apple Watch)を活用した遠隔診療・遠隔見守りサービス実装、AI・ICT人材育成事業「スパルタキャンプ」企画運営、その他医療福祉×IT領域を中心とする新たな産業基盤及びサービス創出に係る事業の推進、医療福祉・ITに係るセミナー等の実施 等

 超高齢社会の最先進国である我が国の中でも、特に課題最先進地といえる過疎地発のDXプロジェクトに挑戦することを通じ、日本そして世界に対する地域課題解決のソリューション提示へとつなげてまいります。