第2回→3回 Hachi×健康 勉強会報告

はじめまして!八幡平市メディテックバレープロジェクトサポーターの金野利哉です。

私は八幡平市に移住してから9ヶ月、今は八幡平市地域おこし協力隊としての活動をしながら副業でプロジェクト内での遠隔診療と遠隔見守りの立ち上げを行っています。

サポーター 金野

八幡平市メディテックバレープロジェクトとは?

市内の医療体制や高齢者見守り体制が今後も無理なく効率的に継続できるように社会実装や人材育成を行い助走をつけるプロジェクト 特に市内IT企業が開発したApple Watch を使った見守りサービス「Hachi(→詳細はコチラ)や取得できるバイタルデータを活用し、
従来にない”もしもの発見”や健康管理を実現しているのが特徴
です。

↑プロジェクト詳細はコチラ
↑サービス詳細はコチラ

私達プロジェクトサポーターは、

・プロジェクトの目的や良さを市内で広めること

・市内の状況を市民の方から直接聞き、課題を考えてプロジェクトに活かすこと 

を大事に、説明やサポート業務を中心に活動しています。

今年度(令和3年度)は八幡平市田山地区の住民の方とご家族を対象に、Apple Watch を使った見守りサービス「Hachi」の試験導入を行っていて、既に15名ほどにお試し頂いています。私は「Hachi」を実際に使っている皆さんのサポートや、遠隔診療の導入サポートをしながら、「Hachi」の開発にも関わっています。なので、現場でお話を聞きながら必要な機能やサポートをいつも考えています。

今回は、サポートとヒアリングの貴重な機会として勉強会開催を手伝いましたのでレポートします。第1回の8月開催に引き続き、第2回勉強会を10月16日、第3回を12月16日に両日1〜2時間程度ずつ田山コミュニティセンターで開催しました。

勉強会開催の目的

-「Hachi」の疑問を解決すること
-モニタ同士で楽しみ方など意見交換をしてもらうこと
-もしもの時の見守り体制に関して考えてもらうこと

であり、参加者は「Hachi」モニタ及びご家族のみとしました。
第2回の健康セミナーでは「Hachi」を装着していただいてる6人の方々と、ご家族の方々1人の総勢7人の方が参加してくれました。
第3回は大雪の中でも田山地区でHachiを装着していただいている5名の方々が参加してくれました。両日ともスタッフ側は講演を兼松、サポートを私金野が担当しました。

<第2回集合写真>
<第3回集合写真>

勉強会内容紹介

第2回の内容はSOSのワンタッチ発信の練習時計に表示される健康リングを使った運動管理の楽しみ方を、第3回は上に加えて健康チェック信号機時計での電話方法などもお話しました。その後、アンケートを取りながら、「もしもの時、どうやって知らせる?を話し合いました。Hachiが普段から家族や周りの人ともしもを相談するきっかけになってくれたら、と思っています。

SOSワンタッチ発信

SOSワンタッチ発信とは?

Hachiは、助けが必要な時にワンタッチでSOS発信をすることが出来ます。やり方はとても簡単で、Apple Watchに表示されている Hachiの顔を5秒間触るだけ。家族にSOSを発信した時の位置情報とバイタルをメールで送信する事が出来ます。もちろんこの機能は使わないに越したことはありませんが、いざという時のために使い方をマスターしておくことは非常に大事な事です。ですから今回もHachiのSOSの発信のやり方の復習を行いました。

それでは実際にSOSのテストをしてみましょう!の一声で一斉にSOSのテストをし始めますが、出来る人。出来ない人がいました。しかし参加者 のみなさん全員がものすごくやる気があって、第2回までは私がレクチャーしたのですが、第3回からは、既に慣れた方が使い方の分からない人に教えてくれていました

始めはシーンとしていた部屋も、Hachiをネタにお互いに日頃の血圧や運動量について話し合ってにぎやかになり、私はしばしば相槌を打つ役に。

金野の独り言

 ー良いですね、良いですね。
健康への一番の近道は何かさせることではなく楽しんでもらうことですからね。僕なんて放っといて、みんなでガンガン学んで楽しんでほしい。そうなるための手助けを、こっそりやっていきたいです。最新のIT機器を高齢の方々が隣の人達と教えあっている姿を見て、Hachiに興味持ってくれているんだなと、とても嬉しいです。

サポーター 金野
みんな自分の使い方をワイワイ喋りだす図。
家族とのHachiの楽しみ方を参加者に共有中。

携帯電話よりも時計が便利!?

セミナーの途中で参加者の一人に電話がかかってきて、なんと!Apple Watchで電話を受けてお話をしていました。写真は撮り損ねました。それを見た他の参加者の方もその機能に物凄く興味を持っていいて、その機能についても簡単に説明しました。いつも携帯電話を忘れる方も時計は忘れず持ってきていました、便利。

地区内は家庭菜園や農業林業をしている方が多く、スマホや携帯を持ち歩く習慣がないので忘れがちなのですよね。納得です。

健康リングに興味津々!

私金野の個人的な感想ですが、健康セミナーを開催するたびHachiに興味を持ってくれているなと感じています。第1回からお話している健康リングについても2回、3回でも説明しましたが、セミナー終了後の訪問サポートをしていると「あのリングはどうやって見るんだっけ?」や「このリングの意味は何だっけ?」と健康リングにも興味を持ってくれている印象です。

↑説明スライド

みんな自分の時計を見ながら、
「俺はよく褒められるぞ」
「私はよく立てって言われるわ」
「なんだか知らないけど輪がつながってないわよ」
「散歩量を増やそうかしら」

と議論!?が盛り上がっています。

健康チェック信号機お試し

それから第3回では新しく健康チェック信号機を設定してみました。毎日の体調を三段階で評価し、それを信号機に見立てて設定してみました。

青 : 元気だよ!
黄 : まあまあかな!
赤 : しんどい、連絡ちょうだい

と設定してあります。朝の体調を、この信号機のボタンを押すことで、見守る方に伝えることが出来るようにしてみました。細かい文字が読めなくても色で使え、見守る側もバイタルや位置情報以外に本人からの主張を確認出来てより安心ですね!

時計の画面。血圧を測るときに信号も送ってね。
小さい文字なんて読めなくても使える。

モニターアンケート

第3回のセミナー終了後にアンケートを実施しました。

Hachiを使ってみての感想はどうですか?の質問に対して

「もしもの時安心だ」
「家族が見守ってくれるから安心だ」
「健康状態がわかるから楽しい」
「応援しています!」
「血圧の測り方がとても楽になり、本当に健康になる気がします」

などのとても嬉しい意見をいただけました!

↑実際に頂いたアンケート

その他にも、訪問サポートしたときには

・Hachiを付けてから歩数を気にして歩くようになった
・Hachiを付けてから血圧を測るようになった

と前向きな意見をたくさん頂いています。平均年齢80歳近いにも関わらず最新機器や健康への興味はとどまるところなし、とても嬉しいです!

Hachiを気に入っている方が多くなってきて、
有料でもいいから使いたい、という嬉しい声もちらほら。これからも健康セミナーを続けますので、またご報告します!